盛夏、そしてお盆ですね。うちは毎年お寺様の来られるのが早くて、昨日お墓に行って、本日の朝にはもうお寺様がいらっしゃってのお勤めが終わりました。
今年は新型コロナの影響で、お寺様も僧侶の各家庭への盆参りを止めるところやら、様々な対応があるようです。。。
この盛夏の季節、お寺(あるいは仏教)と一番似合うお花、それはなんといっても蓮の花でしょう。
奈良県で蓮の有名なお寺におじゃまして参りました。仏教では、蓮の花の特性から清らかな花として古来より大切に育てられています。蓮は土ではなく泥から芽を出し美しい花を咲かせます。その姿は混沌とした俗世の苦しみの中から現れ、人々を救うみ仏の姿になぞらえられています。仏様の台座に蓮が用いられていることからも、仏教では蓮が大切にされてきたことがわかります。蓮の花言葉は「清らかな心」です。
蓮の花は午前中に花をひらき、午後には花をとじてしまいますので拝観されるなら午前中がよいでしょう。
奈良県五條市の生蓮寺です。高野山真言宗の寺院で古くから安産、雨乞い、晴れ乞い祈祷の請願所でした。嵯峨天皇の皇后懐妊苦悩の時、地蔵菩薩に祈願をこめ、皇子安産報謝のためにその地蔵をこの寺に安置したのがはじまりだそうです。
私が訪問したのは7月ですが梅雨の長雨が続いていまして、ご覧のテルテル坊主です(^^)/
弘法大師空海が高野山に行く道すがら立ち寄ったことから「寄足山(よらせざん)」と呼ばれる生蓮寺は、お寺の名前にちなんで、いろいろな種類の蓮を育て、いまでは120品種300鉢になるそうです。
現在の本尊地蔵菩薩坐像は像高328センチで、永禄13年(1570年)の銘があります。
(堂内撮影ご許可いただきました。)
奈良県奈良市の喜光寺です。↓ 聖武天皇がご本尊をおまいりされたところ、ご本尊から不思議な光が放たれ、聖武天皇は大いに喜ばれ、「歓喜の光の寺である」として「喜光寺」の名を賜ったと伝わります。和歌山市在住の友人が蓮の花が見たいとのことで、それならばと2010年に訪問して以来久しぶりに訪問させていただきました。
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